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  • 国立大学附属小学校 受験大作戦①

    【序】

    転職で横浜に来て、生活も少しずつ落ち着いてきた。新しい職場にも慣れ、次に考えるのはやはり家族のことだった。

    来年4月には、子どもたちが横浜にやってくる予定だ。

    どんな環境で迎えればよいのか。

    まだ家族との住まいすら決まっていない。

    通勤路線の見通しは立ったが、その先の住環境は利便性重視で探していた。

    ところが、ふとしたきっかけで、子どもの将来について思いを巡らせた。

    大学受験の頃を想像したのだと思う。

    そこから逆算するようにして考えが始まった。

    「小学校はどうだろう?」

    私立は費用が高く、現実的には難しい。しかし、国立大学附属小学校なら、自由でのびのびとした教育環境が整っており、何より自宅から通える範囲にその選択肢がある。

    調べてみると、横浜国立大学教育学部附属横浜小学校と附属鎌倉小学校があるではないか。

    思い返せば、静岡在住時にも中学校からの国立(静岡大学附属島田中学校)受験を常に意識していた。その流れが、今回「小学校」にまで自然に延びただけの話なのだ。

    【情報収集と塾通いの開始】

    まずはインターネットで情報を集め、妻と相談を重ねた。すると、少しずつその受験が現実味を帯びてきた。

    地元の進学塾「希動学園」にも体験入塾を経て、週1回のコースで通い始めた。娘にとっては楽しい経験だったようだ。新鮮味が落ち着くと、それもやがて「日常」になっていったようだったが、続けて通っている。

    【想定外のハードル】

    情報をさらに読み込んでいくうちに、ひとつ大きな壁が判明した。

    横浜国立大学附属横浜小学校では、出願時(9月)に学区内での住民票と居住実態が必要とのことだったのだ。

    この条件は、今の我々にとっては非常に厳しい。念のため学校にも確認したが、やはりその通りだった。

    妻に「9月までに引っ越せるか」と打診したが、彼女は「今年はPTAの役員を引き受けたから…」と。

    そうだった、私たちの感謝の気持ちで、こちらから申し出て引き受けた役職だった。それなら、無理をさせるわけにもいかない。9月までの転居は現実的ではなかった。

    【理英会フェアでの出会い】

    半ばあきらめかけた中、理英会の受験フェアに一人で参加した。

    横浜小の説明が終わったあと、多くの保護者が帰っていく中で、私はなぜかそのまま席に残り、なんとなく鎌倉小の説明も聞いてみようと思った。

    すると、そこで思わぬ朗報が――

    鎌倉小では「3月までの引っ越しであれば問題ない」という。

    これは我が家にとって、希望の光だった。

    すぐに鎌倉から桜木町やみなとみらいへの通勤時間を調べると、思っていた以上に近い。十分に通勤圏内だ。

    【新たな展望】

    ならば、鎌倉に住み、娘が徒歩で通える生活を目指すのも良いのではないか。

    横浜小は条件を満たせないかもしれないが、願書だけは提出してチャレンジする価値はある。

    国立小学校受験に関する書籍も複数購入し、受験準備を本格化させていくことにした。

    娘の成長を願って、今できることをひとつずつ――。

    <この記事のポイント>

    ・横浜国大附属小学校は「9月出願時の住民票移動」が出願条件

    ・鎌倉校は「3月までの転居」でOKだった(理英会フェアで確認)

    ・横浜勤務、静岡家族という前提で、鎌倉への転居を検討中

    ・願書は横浜校にも提出予定(条件不利でも挑戦)

    ・対策は希動学園+書籍購入+理英会単科講習会で進行中